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人柄紹介

グループファシリテーター/ソーシャルワーカー/カウンセラー

:koma

関西出身。 長く他府県で仕事をするが、関西弁は健在。

お花は好きだが、サボテンさえ枯らしてしまう。

阪神・淡路大震災被災後に震災ボランティアをするが、「 “ あなたのため ” は余計なお世話」だということを実感する。

親しみやすさやおもしろさ、笑いをいれたグループやカウンセリングを心がけている。

福祉や心理の国家資格をもつが、“ 専門家 ” っぽくなることに抵抗を感じている。

周囲や社会にとってのいい子ちゃんの路線はさっさと手ばなして、女性たちが思ったことをやりたいようにできるようになる方法を模索中。

学びと気づき

c.2000 ソーシャルワークや心理学について学び始める

本屋でふと手にした虐待について書かれた本を読み、なぜこんな状況が見過ごされるのか疑問をもつ。その背景にある状況が変わらないことに納得できず、学びを始める

c.2010 大学で心理学を学ぶ

当時、社会福祉学では学べなかったトラウマについて学ぼうと、女性学や佛教を同時に学べる大学を選択する。ここで人間論や哲学、佛教の歴史を知り、「人間」に興味があると気づく

c.2015 BostonとNYでトラウマに関する相談・教育現場を調査

MeTooの波がきている時期に、アメリカに行く。

トラウマセンター、NPOの被害者支援、集団療法をおこなう依存症専門病院、ソーシャルワーカー養成大学院、自殺相談専門ダイヤル、AA本部、DVシェルターなどをインタビューしてまわり、アメリカのトラウマに関する女性支援体制と教育のちがいに日本との差を感じ、日本から脱出したい気持ちになる

c.2018 公認心理師資格取得を目指し始める

体系的に心理学を学ぼうと国家資格取得の勉強を始めるが、あらためてソーシャルワークのよさに気づき、修行のような日々を過ごす

c.2020 大学院で学ぼうと考え始める

女性たちの経験を声として残そうと大学院への入学を決意。フェミニズムについて学び進めるうちに、社会学が面白いと感じるようになる

特徴

料金設定

グループを中心に利用してもらうため、グループに継続的にでられるように料金を設定しています。

また、できるだけ公平な料金になるように、生活保護受給者の方用の料金を設定しました。

これはお金がなくてグループにでたくてもでられないという参加者の声をきいて考えた、他にはない新しい取りくみです。

ただ補助や助成がないため、その分カウンセリング料金が割高になっています。

そのため、今後も料金の設定について対策を考えていきます。

​グループ

2~6名程度の女性が集まり、回ごとにシェア(参加者が経験した出来事や気持ちなどを他者と共有すること)された共通のテーマや参加者の状況に合わせてセッションをおこないます。

グループ内では、安全の観点からニックネームを使うこともできます。

また安心感が得られるようにするため、シェアするかしないかは、参加者が選択するスタイルをとっています。

たとえば、みんなで短い動画をみて、感想や意見を言い合ったりします。

他には、ファシリテーターが参加者の状況に合わせて考えたテーマについてセッションしたり、シェアででた時事や本の一部、歌詞などの読み合わせをして、みんなで感じたことをシェアして考えたりしています。

職場や家族内、他者との間でおきる日常的なエピソードについて、対処方法や「自分のせい」と思わないでいい方法などについてシェアしたりもします。

​あとは、シェアや意見の合間にこころの作用やソーシャルワークの視点、社会資源(各種制度、人的なものを含めた社会福祉の資源)などの状況を生活に焦点をあてながらお伝えすることもあります。

​分からない点があれば、ぜひお問い合せください。​​

カウンセリング

​方針や特徴の冒頭で示したようなとりくみは、ソーシャルワークの考えを基にしています。

ソーシャルワークには、カウンセリングの要素が含まれています。

わたしたちは、主にフェミニスト・ソーシャルワーク、反抑圧的ソーシャルワーク(AOP)などのソーシャルワークを基に、心理的な視点をくわえて、相談者さんの状況に合わせた複合的なアプローチを提供しています。

ソーシャルワーク

​ソーシャルワークの視点のひとつに、社会資源(各種制度、社会福祉法人や人的なものを含めた社会福祉の相談先など)に対する知識量とそれを作っていこうとする考え方があります。

そのため、ソーシャルワークとして、社会資源に関する情報提供をおこなうことがあります。ただ別の相談先を教えてもらっても、相談するには緊張するし、また傷つくかもしれないと戸惑う方もいらっしゃいます。

そのためこちらでは、社会資源として相談先をどう利用するか、話してみてどうだったか、その後どういう使い方をするかなども一緒に考えていきます。

また、グループのなかでも相談先の状況や制度の説明などをおこない、普段から情報を伝えるようにしています。

そして、いざというときに利用できる知識や情報を構築していきます。

その他にも、他参加者から、利用してどうだったか、どう工夫したかなど、実際の様子がシェアされることもあります。​

名前の意味

「わたし×ごと -仲間からはじめる-」という名前は、他者におこっていることは、″ひとごと”ではなく自分のこと、“わたしのこと”という意味です。

​DV、離婚、ハラスメント、いじめや困窮など、社会で起こっている社会問題は、いつか自分や身近な人にふりかかってきます。

…もうすでに、ふりかかっているけど気づかずにいるかもしれません。

その構造を読みとく視点がないと、漠然と生きづらさを感じ、原因が自分にあると思い込んでいるかもしれません。

わたしたちは、自分のせいと思わずにいられる視点をもち、それには仲間づくりがかかせないと考えています。

精神科医師の齋藤學氏が「人から受けた傷は、人でしかなおせない」と言っていました。

グループに参加し続けると、仲間がシェアすることが、自分のことのように感じられます。ファシリテーターも当事者性をもっています。

集団のなかで、疎外感をもたずに自分の居場所と感じられること。そんな場を目指し、名前を考えました。

例えば...

グループ参加:こころの移り変わり

①「仲間に入れなかったらどうしよう」「また嫌われるかもしれない」「怖い」などと思いながら、参加をこころみる。

 参加しながら、「余計なことを言わないようにしなきゃ」「空気をきちんと読まないといけない」「わからない言葉がでてきて理解できない」などと感じ、へとへとになる。

 また参加しようと思えるようになるまで、時間がかかり、間が空くことで予約しづらい気持ちに ながら、なんとか参加を続ける。

②他参加者のシェアを何度も聴くうちに、他参加者が同じことを考えていたり、同じような経験を

していると知り、自分の経験や気持ちをシェアしたくなってムズムズする。

 

③グループの参加を重ねるにつれて、他参加者やファシリテーターの人柄が分かってきて、始めに

感じていた怖さが軽減する。が、その分嫌われたくない気持ちも増える。

 徐々に、他参加者やファシリテーターに「わたしも」と分かってもらいたくなったり、「こんな

ことがあった」と自分のことを知ってもらいたくなってくる。

 

④シェアをしないとこころが重くなったり、言ってみればよかったと後悔するような気持ち悪さが

残るようになってくる。

 

⑤​こうなると次の一歩。シェアをするようになってくると、シェア後に、ああいえば良かった、こういえば良かったなどモンモンと考えるようになる。

 恥ずかしい気持ちや、嫌われたらどうしよう、誤解されたかもしれないなど、ぐるぐる思考が始

まる。

 そして、質問しても答えをくれないファシリテーターや、他参加者への怒りや不安、疑問などが

膨らんでくる。

 

⑥こうなれば、もうけもん。ますます質問やシェアをしたくなるけど、ファシリテーターや他参加

者に対して違うところ探しをしてイライラし、怒りをぶつけたり、グループの細かい違いに目がいくようになる。

 シェアの内容や言い方を考えても力の出し加減を失敗し、モンモン→シェア→モンモンと繰り返し、投げ出したり、逃げ出したくなる。

 

⑦そのうち、グループに参加して、シェアをしないと気持ち悪くなる。シェアを続けると、こころ の安定には、普段考えていることや感じていることなどを吐き出したり、シェアをする場が大切だと実感してくる。

 

⑧ぐるぐる思考から思考になっていき、自分の考えや意見を言いたくなってくる。

 安全と感じる場では、意見を言うこと、感じることを自分自身で抑圧しなくなっていき、集団への苦手意識が減っていく。

 

⑨だいたい①~⑧をいったりきたりしながら、生活の中でおこる出来事が重なって、何度もグルー

プ参加を断念し、再参加を繰り返す。

 グループ内で、集団になったときの自分のパターンがあらわれ、「またうまくいかない」「やっぱり理解してくれない」「わたしには無理なんだ」などと思い、グループに参加するのが怖くなったり、諦めたくなる。

​ グループに出たいモヤモヤと、出たあとのモヤモヤを繰り返しながら、他の人もこんなもんかと分かり、気がついたら帰ってくる場になり、自分の居場所や拠点になっていく。

例えば...

イライラを
人にぶつけてしまう
なにをしても
​続かない/失敗する
相談先を
転々としてきた
人がこわくて
​緊張する
スケジュールを
いっぱいにしないと
​不安/焦る
自分がどうしたいのか
​分からない

​編集中...

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